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ブログ 2016年12月07日
治療行為が可能な歯科医師になるには、歯学課程を卒業後、歯科医師国家試験に合格し、一年間の臨床研修期間を修了しなくてはなりません。そしてその後は、自分でどんなことに興味をもって勉強していくか、いろいろな研修や講演などを選んでより専門性の高い知識や技術を習得していくことになります。人気のある研修会は東京や大阪で開催されることがおおいのですが、長年にわたって多くの歯科医師から師事されている研修会が、ここ福岡でも開催されています。
私の師匠でもある船越栄次先生が主宰している『船越歯周病学研修会』は、36年間で延べ約3000人の歯科医師が受講しています。そして、この研修をきっかけにおおくの先生が歯周病専門医や学会認定医などの資格を得て、それぞれの地域の歯周治療に貢献しています。
今年の研修会には、当医院からも参加し、先日、研修全課程を修了しました。日常の臨床の中の経験も大切ですが、きちんとしたカリキュラムの講義と実習を受けることで、臨床の様々な局面に対応できる技能を得ることができます。歯周病専門医の私もこの研修会のインストラクターですが、’患者さんの歯周病を治したい’という志をもつ受講生たちと過ごす時間は、知識欲にあふれた強いエネルギーを私にも分けてくれます。
12月5日、牧歯科医院はおかげさまで9周年を迎えました。スタッフ一丸となってよりよい医療が提供できるよう努めて参ります。また、私の理想とする歯周病の治療は、術者側の努力だけでは達成することはできません。皆さんご自身のQOLの維持、回復のために、これからも一緒に取り組んでいきましょうね。